マネージャー班4年 志田 紗彩

「遂に4年生になってしまった」と、思っていた4月がまるで最近のようです。この半年間は本当にあっという間でした。

 今年度は学内での練習が再開され、夏合宿も行われました。学内での練習では自由に部活を出来る環境が整っており練習の幅も広がったように思います。また、前期にもあった班別メニューが後期からは増え、各自が更に目的意識を持って取り組めているのではないかと感じています。特にノルディック班のローラーでは、支援企画で購入したIPadでマネージャーがフォームを撮影し、選手が自分の課題を分析しています。このように、コロナ前の部活の雰囲気に戻りつつもプラスアルファでチームとしても個人としても成長を感じることができています。

8月には3年ぶりに夏合宿が行われました。4泊5日で辛いメニューを乗り越えた経験は、チーム力の向上と共に多くの部員にとって自信に繋がったと思います。

私にとっても夏合宿は1年生以来であり、メニューの運営や事前準備に不安な部分も多くありました。そこで、熱中症対策や怪我予防を中心に準備不足が決して起きないよう、過去の資料を見たりマネージャーの先輩方にアドバイスをいただいたりと出来る限りの対策をした上で合宿に臨みました。

マネージャーの後輩たちには今回の合宿での反省や逆にやって良かったことを伝え、来年度は更に後悔のない状態で夏合宿を迎えて欲しいです。この夏合宿では、サポートに駆けつけてくださった方、タオルやジャグ、アイシングなど様々なものを差し入れで下さった方、アドバイスや応援の声下さった方など、多くのOB・OGの方に支えられていることを改めて実感しました。
夏合宿を経験した部員がほとんどいない中、無事に終えられたのは皆様もサポートがあったからこそだと思います。そして冬で結果を出すことを期待されていると、部員がより一層気を引き締める機会になったと思います。

今年度のインカレは3年前や昨年と同じ鹿角で開催されます。今まで悔しい思いをしていた同期や後輩はなんとか報われてほしいですし、昨年で満足のいく結果を残せた部員も更に成長した姿を見せてほしいと思います。今年度は昇格の可能性が高いと期待されているからこそ、結果を出さなければならないという気持ちを部員全員が抱いているはずです。そのためにも、冬の間もマネージャーとして出来ることを真剣に考えなければなりません。
選手が求めることに耳を傾けて、行動するというのは学年に関わらず重要なことですが、マネージャートップとして裁量権があるからこそ出来ることがあると思っています。

ラストシーズンに向けて私達4年生ができることは、「スキー部で学んだことを伝え、後輩達を信頼して任せる」ことだと考えています。今までスキー部で関わった全ての方々に感謝を伝えるためにも、4年生マネージャーとしてできる最善を尽くして冬を迎えたいです。