ノルディック班2年 田村 萌

 初めに、この「雪煙」の刊行にあたり、多くのOB OGの皆様にご協力を頂けたこと、感謝申し上げます。特に、特集記事「夏合宿」につきましては、大変興味深いエピソードを教えていただき、楽しませていただきながら執筆することができました。本当にそのようなことが起きたのか!と驚かされたエピソードもいくつかあり、それも夏合宿ならではなのだと感心いたしました。

 夏合宿に関して補足いたしますと、今年は3年ぶりの開催ということで現役の半数以上は初めての経験でした。主将や副将、トレチは何度も話し合いを重ね、慎重に練習メニューを組んでくださいました。そのような中、当日は菅平まで足を運んでくださたOBOGの皆様、また、差し入れをくださった皆様の支えにより、充実した五日間を過ごすことができました。

 昨年に私は冬合宿に参加した際にも感じましたが、今回は改めて多くのOBOGの皆様に支えられていると感じたことが印象的な夏合宿でした。実際に私自身が夏合宿を経験してみて、切磋琢磨しながら皆で過ごしたその五日間は、忘れることができないと思いました。そんな夏合宿を経験できたので、今回の特集記事では、過去の夏合宿の出来事に興味を持ち、このテーマを設定いたしました。読者の皆さんに楽しんでもらえたならば幸いです。

 この雪煙で、私は現役の新たな一面を知れたことが嬉しく思いました。現役記事からは、普段の練習姿以上に、とても熱い熱意を感じました。それはどの部員も共通していて、全員が「スキー」に対して真剣に取り組んでいることが読み取れました。自分はスキーが好きで、この部活に入りましたが、そのような環境にいれることが本当に嬉しい限りでした。それに気づくことができたのは、雪煙担当者だからこそだと思います。

 朝練中に空を見上げると、近頃は暗いことが多く、段々と冬を感じるようになりました。私たちにとって、非常に待ち遠しかった季節です。今までの練習の成果を出せるよう、寒さを吹き飛ばすような熱さで、部員一同、精進して参ります。

 最後までご高覧いただき、ありがとうございます。今後とも、学習院大学輔仁会スキー部をよろしくお願いいたします。