学習院大学輔仁会スキー部長  和光 純

学習院大学スキー部は、「一般合宿」の開始に始まると考えれば、100年を超える歴史を持つ運動部であり、私が部長職の任を仰せつかっていることは誠に光栄なことであります。

2022年度の新学期を迎え、スキー部の部員数は、4年生男子3名、女子4名、3年生男子4名、女子2名、2年生男子1名、女子2名、1年生男子1名、女子4名の総勢22名(男子9名、女子13名)でございます。現役部員は、日々、練習に励み、素晴らしい成果を上げております。昨年度に引き続き、コロナ感染症拡大防止措置による活動制限にもかかわらず、1年生5名を迎えて部員数を維持している努力にもご注目ください。

2021-2022シーズンも、2019年2月以降のコロナ禍による活動自粛要請のもとで、スキー部は、大学の指導を守りつつ、最大限の活動をいたしました。全日本大学スキー大会、全日本学生チャンピオンスキー大会には、例年通り、参加し、全日本学生スキー大会3部男子回転では、21、29位、同男子大回転では、12、15、21位を収め、女子は、ノルディック部門クラシカルで9位入賞、ジャンプで4位入賞いたしました。学生チャンピオンシップスキー大会には、男子1名アルペン種目、女子3名がノルディック3種目に参加いたしました。これらに加え、アルペン・一般班は、群馬県スキー選手権大会、全日本アルペン競技会、関東スキー大会に、ノルディック班は、名寄大会、第77回国民体育大会に積極的に参加し、善戦いたしました。

夏期のトレーニングは、コロナウイルスの影響で自主練がメインとならざるを得ませんでしたが、10月にはタイムレースも実施いたしました。長期化するコロナ禍の状況ではありますが、部員全員が、2022-23年シーズンに向けて、練習に励んでおります。

毎年申し上げていることではございますが、このような活動は、各部員が、選手とマネジメントの双方に関わりながら生み出したものであり、すべての活動が、各部員の貴重な経験になります。監督・コーチ陣の若手OB・OG 皆様は、常に、練習や大会出場の計画を部員と共に慎重に策定しております。現在のスキー部は、OB・OGの皆様が活躍された頃とは異なるに違いなく、ご発言を控えられることもあるかと存じます。しかし、皆様のご意見を、是非、現役部員にお伝えください。皆様のご提言には、社会人としての深い知見に満ち、現役部員には極めて貴重です。現役部員は、皆様とのコミュニケーションを通じて、スキーの技能を高め、部の組織力を強化し、信頼のおける人物として社会に出ます。OB・OGの皆様から、益々のご支援を賜わりたく、心よりお願い申し上げます。