ノルディック班4年 後埜上 湖子
お世話になっております。本年度主将を務めております、ノルディック班4年の後埜上湖子です。
本年度は過去2年間に比べ、制限が少なく、ほぼ例年通りの部活動を行うことが出来ています。懐かしい学内の八の字コースや馬場坂を使い、学外の公園で活動していた際には気を使わざるを得なかった一般の方々の目を気にすることなく声をかけ合い、円陣ができる幸せを日々感じております。
また、2年間実施できなかった夏合宿を敢行できたことは、部としても、個人としても、非常に喜ばしく、やりがいのあるものでした。
“今年復活できなければ、もう引き継いでいくことはできない”という覚悟を持って、スキー部にとって大切なことは何か、残していきたいものは何かを考えながら活動しております。同時に、新たなアイデアを取り入れるには絶好の機会であるため、発展的なものには果敢に挑戦するようにしています。
“コロナの収束を待つ” “誰かが声をかけてくれるのを待つ”
待ちの姿勢では前に進むことが出来なかった世代でもありました。運営に携わる部員だけでなく、全員がそうであったと思います。「インカレ昇格」という目標に対し、何が必要なのか。必要なものの中には、決して1人では出来ないこともあります。昨今の情勢を見て、リスクと得られるものを天秤にかけながら、私たち自ら選択し決断していく。時には、規制や他者の判断によって方向転換を余儀なくされることもありますが、すぐに代替案や解決策を出し、思い描いていたものに近しい状態にするための努力をする。先行きが見えない状況の中で、やるべきこと、できることを一つ一つ積み重ねていくことが求められていました。その分、“自分たちで切り開いていく力”が育まれ、スキー部をより一層強くする経験として刻まれていくことを願っています。
現在、監督コーチの熱心なお力添えもあり、何とか今のスキー部を形づくることができています。これからは再構築する段階から、コロナというパンデミックが起きたからこそ得られた経験や変化を糧に、これまでを超えていく段階に変化しつつあります。今年のインカレで男女ともに必ず昇格して、次のステップへ躍進していく所存です。
雪煙には、部員それぞれの思いや葛藤が載せられています。ぜひお時間がございます時に、ごゆっくりとお読みくださいませ。どうかこれからも変わらぬ応援とご支援賜りますようお願い申し上げます。
以上をもちまして主将挨拶とさせていただきます。失礼致します。