ついに私が、上級生になってしまった。仕事が遅く、先輩に叱られ、迷惑ばかりかけていた私が上級生、しかも幹部など務まるのだろうか。それはきっと、私だけでなく多くの人が思っていたことだと思う。なってしまったというのは、そういう意味である。

そんな私は今年、初めてをたくさん経験した。
初めてマネージャー班の後輩ができた。初めて上に立って全体をまとめる難しさを知った。初めて本気で後輩を叱った。そして、こういった初めてを経験したことで、上級生としての自覚が少しずつ芽生えてきた。

今まで先輩たちが、代ごとに色は違えどちゃんと受け継いできたバトンを受け取り、それを崩すことなく、より良い形で後世に繋げること、これが上級生の役目だと思う。そして上級生の人数が少ない今、この役目を上級生一人一人が自覚し、少ない人数で協力し合って下を引っ張っていかなければいけない。私はその協力の大切さを、この数か月間で身に染みて感じている。

そしてそれを一番感じる場面が、幹部や同期との話し合いだ。思い返してみても、今年だけで何度話し合ったか分からない。そしてちゃんと話し合いをすることで、一つずつ問題が改善されているのも、話し合いに参加している全員が共通して、「部活を良くしたい」と思っているからだろう。だからこそ、私たち上級生、そして幹部の絆は、日を追うごとに深く根強いものになっているのも事実である。

また、冒頭で書いた私個人の出来としても、この数か月でマシになったと思う。それは、下級生が上級生の倍を上回る環境下で、何度もプレッシャーに押し潰されそうになりながらも、部活に真剣に向き合い、がむしゃらに考えて行動してきたからだ。

マネージャーとしての出来はまだまだで、3年目の今でも失敗することはあるし、自分のやり方が正解なのかわからず不安になることもある。ただ、こんな私が一つだけ胸を張って言えるのは、成長できるか否かは、どれだけ自分が与えられた役目に対して真面目に向き合うかで決まる、ということである。端的に言えば、すべて自分次第であるということだ。大口をたたいてかっこつけたことを言ってしまったが、これは今後の私自身に向けた言葉でもある。

今の輔仁会スキー部は、まだまだ未熟ではあるが、一歩ずつ良い方向に向かっているのは確かである。これからシーズンに入るまで短いが、部員全員が集まって同じ場所で練習できる日々を1日たりとも無駄にすることなく、上級生下級生関係なく全員で、士気を高め合っていきたい。

そして、後期の陸トレが終わって次に全員が再集結するインカレで、ブランクを感じさせないくらいの団結力を発揮できる、そんなチームを、私は上級生として先頭に立って今後も作っていきたい。