失敗から学ぶ
マネージャー班2年 後関 桜子
本特集企画にあたり、ご多忙の中貴重なお話を聞かせて下さった、淡野淳先輩(S62年 アルペン班)、久保田敏邦先輩(H7年 アルペン班)、大澤朋陸先輩(H11年 ノルディック班)、上野英之先輩(H15年 アルペン班)に、心より御礼申し上げます。今回の対談は私たち現役にとって大きな学びとなりました。本記事では、そこで得た言葉やエピソードを整理し、これからの部活動に生かすための指針としてまとめています。
対談の中でまず強く印象に残ったのは、“失敗の価値”についての言葉です。大学時代に大きな怪我をしてシーズンを棒に振った経験のお話では、「やってしまったことはしょうがない。その後どうリカバリーするかが大事」と語っていました。悔しさを抱えながらも、できる練習に向き合い続けた姿勢は、失敗が“終わり”ではなく“次への起点”であることを示していました。
また、「部員が落ち込まないように気を遣うより、一人ひとりが強くなることに焦点を置くべきだった」という言葉もありました。
これは、失敗や壁を避けるのではなく、向き合って乗り越える力こそが組織を強くすると教えてくれるものです。対談のどの場面でも、「失敗を共有し、改善し、次に生かす文化をつくる重要性」が繰り返し語られていました。
先輩後輩関係に関する話では、「仲が良すぎると“なあなあ化”する」「締める場面と和やかな場面のメリハリが大切」という言葉がありました。注意したらその場で区切りをつけ、引きずらない。そのうえで普段から会話をして関係を築くことが、厳しさと信頼の両立につながるといいます。
さらに、「上の学年の考えを押し付けず、下の意見を尊重して話し合うべきだった」という反省や、「体育会的な厳しさの“最低限”は必要だが、厳しすぎても緩すぎてもダメ」という言葉も印象的でした。これは“統率”ではなく“納得”で動く組織をつくるための姿勢であり、現役の私たちにとって大きなヒントになります。
怒った後の向き合い方についても、先輩方の考えは共通していました。「怒るのは仕事。でもその後のフォローは先輩の責任」「この話は終わり、と区切って一緒に帰る」というお言葉がありました。こうした実践的なアドバイスは、対談の複数の場面で語られていました。注意するだけでなく、自分から関係を修復する姿勢が先輩としての覚悟であると教えてくださいました。
また、「同期同士で本気で議論し、部活をどうしたいか話し合っていた」といった言葉もあり、日々のコミュニケーションこそが強いチームをつくるという一貫したメッセージが伝わってきました。
今回の対談を経て、来年度マネージャー班の最上級生となる私が感じたのは、次の3つです。
1. 失敗を隠さず共有し、改善する文化をつくること
2. 注意や指示には必ず“何のために”を添え、納得を生むコミュニケーションを意識すること
3. 厳しさと優しさのメリハリをつけ、後輩が安心して相談できる先輩であること
対談でいただいた言葉の一つ一つは、スキー部という場を超えて人生の基盤になるものでした。失敗を恐れず挑戦し、人と向き合いながら学び続ける姿勢を忘れずにいようと心から思いました。







