大学生になるまでマネージャーの経験がない私にとって、スキー部のマネージャーになるということは新たな挑戦でした。何もかも一から先輩に教わり、与えられた仕事をこなすことで一杯でした。ですが日々仕事をこなしていくうちに、その仕事をする意味を考えるようになり、そして次にどうしたら更に仕事の質が良くなるのかを考える癖をつけようと意識するようになりました。このような過程で、マネージャーの仕事に対する意識に良い変化があったと思います。先輩マネージャーの背中を追ってばかりでしたが、次第に自身のマネージャーとしての在り方について考えるようになりました。

初めの頃と比べて成長を実感する中で、特に大きな転機となったのが夏合宿でした。夏合宿では普段の練習では行わない仕事が多く、みんなが練習で疲れて寝静まった後もマネージャーとしてやるべきことが山積みでした。体力的にも精神的にも大変でしたが、それまで感じたことのないほどのやりがいを覚えました。

以前から自身のマネージャーという役割に対して悩むことがありました。プレイヤーのように直接的な貢献ができず、影で支えることが多いため、自身がチームに貢献出来ているか不安に感じていたのです。

しかし、夏合宿ではプレイヤーたちが連日の練習で疲れている中でも手伝ってくれたり、ふとした時に「ありがとう」と声をかけてもらえることも多くありました。普段よりもマネージャー業務が多忙な夏合宿では、私のマネージャーとしての役割が目に見えてプレイヤー達に届いていたのだと思います。この経験を通じて、マネージャーとしての役割がチームに認められ、貢献できているという実感を得ることができました。

また苦難を共に乗り越えたという経験から、部員同士の結び付きが強くなったように感じました。プレイヤーの努力や喜び、辛さを自分ごとのように感じるようになり、それが「部員に対する愛」だと気付きました。そして仲間の大切さを改めて感じると同時に、大切な仲間たちとより良い部活を作り上げたいという一心から、もっとみんなの意見を聞きたいと思うようになりました。

マネージャーはプレイヤーのように競技に直接関わる立場ではないからこそ、チーム全体を見渡し、プレイヤーの声を拾いやすいと思います。私が貢献できるのは、速いタイムを出したり大会で結果を残したりすることではなく、プレイヤーたちが最高の環境で練習に集中できるよう、その過程を支えることです。

そしてそのサポートの先にある、みんなの活躍する姿を見ることが私の喜びです。だからこそ、部活のためにできる限りのことを積極的に取り組んでいきたいと思っています。そのためにはまず、プレイヤーたちの求めていることを積極的に聞き、可能な限りそれを反映していきたいです。また、不満がある場合にはそれをどう解消し、前向きに解決できるかを考えながら行動していきたいと思っています。

また、怪我や体調不良に対する対処に最善を尽くしたいと思っています。前期はその取り組みが十分に行えていなかった反省もあり、これから更に体の仕組みや対応についてを学び、プレイヤーの体をケアしてあげられるようになりたいです。加えてメンタル面も気にかけ、プレイヤーのモチベーションの向上に繋げたいと考えています。

来年には後輩もできるので、マネージャーの先輩を見習うだけでなく、私らしいマネージャー像をこれからも考えて、実行していきたいです。後輩たちにとっても頼れる先輩になれるよう、これからも努力を続けていきます。