
学習院輔仁会スキー部は、「一般合宿」から始まったとすれば、100 年を超える歴史を持つ運動部であり、私が大学スキー部の部長教員の任を仰せつかっていることは、誠に光栄に存じます。
2025 年度の新学期を迎え、スキー部の部員数は、4 年生女子 4 名、3 年生男子 1 名・女子 2 名、2 年生男子6 名・女子5 名、1 年生男子 4 名・女子 5 名の総勢 27 名(男子11 名・女子 16 名)でございます。2025 年度に入り、昨年度から部員が 6 名も増えました。コロナ禍で定常状態を失った部活動を立て直し、部を支えてきた 2 年・3 年・4年生部員が、新入生を積極的に勧誘し、9 人の新入生が入部いたしました。
不屈のスキー部は、 2024–2025 シーズンも大活躍いたしました。
アルペン班は、インカレに加えて、雨池チャンピオンカップ、群馬県スキー選手権大会、蔵王スラロームレース、全日本学生アルペンチャンピオン大会、FIS 菅平マックアース・バインピークカップ、全国学生岩岳スキー大会、FIS キクカワみゆき野スプリングス、FIS 野沢温泉カップ、J-POWER スラローム競技会という多数のレースに必ず3人以上出場し、班全体の試合経験を蓄積しました。ノルディック班はインカレに目標を絞り、練習を重ねました。特にノルディック班女子は、各種目で得点を重ね、第 6 位という成果を収めました。
夏期のトレーニングにつきましては、定期的なタイムレースをすべて実施しております。日々の朝練には、駆けつけてくださった若手 OB の皆さんの応援を受けながら、部員たちは懸命に練習に励んでおります。夏合宿も、酷暑の中にあっても、例年以上の気合いに満ち、自己の限界に挑戦し、やり遂げた合宿が行われました。夏休みが終わり、部員一同、2025–2026 年シーズンに向けて練習に励んでおります。
このような活動は、各部員が競技とマネジメントの双方に携わり、力を合わせて生み出しているものでございます。監督ならびにコーチ陣である若手 OB・OG の皆様は、常に練習や大会出場の計画を部員とともに入念に立ててくださっています。部員にとってスキー部での活動はすべて貴重な経験になります。
現在のスキー部は、 OB・OG の皆様が活躍された頃とは少々異なるかもしれません。しかし、皆様のご意見をぜひ現役部員にお伝えください。皆様のご提言は、社会人としての知見に満ちており、極めて重要です。現役部員は、皆様とのコミュニケーションを通じてスキー競技の技術を高め、部の組織力を強化し、信頼される社会人として巣立ってまいります。
今シーズンも、OB・OG の皆様からのさまざまなご支援を賜りたく存じます。心よりお願い申し上げます。