部員の強み

競技スキーは大半が個人競技ですが、
学習院大学輔仁会スキー部は「チーム力」を大切にして活動をしています。

皆でトレーニングをして鼓舞しあいながら己の限界に挑戦する。
自分に足りないものを仲間の長所で気づき、そこに追いつこうとする。

学生生活の大半を共に過ごす仲間の強みを紹介します。

一般・アルペン班の核

 章太さんは一般・アルペン班の中では一番冬のためにトレーニングをしている人だろう。インカレで、FISで、B級で、いい結果を得るために自分の軸をぶらすことなく行動できる人だと思う。

 持っている知識を部内で共有しようとすること、主体となるべきプレイヤーが行動することの重要性を認識し実行に移せる人でもある。雪上において必要なもの不必要なものを明確に分けて必要なものを追求していくことへの姿勢は、真似したいがなかなかできるものではない。

 昨シーズン、後期に入るとトレーニング量は一段と多くなるし、内容もキツくなっていた。さらに、自分の状態を正確に把握しできることを見つけ出すことができる。だからこそ、体を大きく壊すこともないし雪上で安定したパフォーマンスを継続的に出し続けられるのだろう。

 頑張ること・努力することは誰にもできる、やるかやらないかの違いだ。だが、結果を出すことは一部の人間にしかできない中で、出た結果に対して言い訳をしない。本人は結果に満足はしていないだろうが、それをできることは重要だと思う。

プレイヤーになって欲しいランキングNo. 1

 彼女はマネージャーである。
そのため、プレイヤーとは違い、相対的な強さは正直分かりづらい。しかし、自分の役割を理解し、その役割を全うする能力においては、部員の中で1番強いと自分は考える。

 理由は、彼女が元々は生粋のプレイヤーであったからだ。高校時代は陸上部に所属しており、その他にもスキー、水泳、ゴルフ、バスケなど、ずっとプレイヤーとしてスポーツを続けてきた彼女は、その経験から得た知識をマネージャーとして遺憾無く発揮することができる。これは、ずっとプレイヤーとしてスポーツを続けてきた彼女にしかできないことであり、誰にも真似することはできない、最高の強みと言えよう。

 常にプレイヤー目線でマネジメントしてくれるので、プレイヤーにも良い効果をもたらしてくれる。
 例えば、夏は走るトレーニングが多いスキー部だが、陸上部での経験はただタイムを計ることに終わるのではなく、プレイヤー目線からしっかりとしたアドバイスをくれるのだ。そんな最強のマネージャーがいてくれる中、トレーニングできていることを大変嬉しく思う。

岡について

 自分から見て岡というのはよく分からない後輩だった。最初の頃は体育会に入って競技をするような人間ではないと思っていた。その後も自分とは班が違うこともあり、共通の話題は少なく岡のことをあまり知ることはなかった。今でも合宿中の様子も知らないままだ。

 しかし、初めてインカレで岡が滑っているのを見たときは衝撃を受けた。何故なら岡が競技者らしくないと思っていたのは自分の偏見だったのだ。自身は満足していないだろうが、岡は全力を尽くしてバトンを繋いでくれた。岡はさらに上を目指すだろう。普通はどこかで心が折れてしまうことの方が多い。そして、気が付いたら周りからの目を気にするようになってしまう。

 だが、岡は違う。岡は周りからどう見られようと自分の全力を出しきれるのだ。これが出来る人は意外と少なく、一度スタートを切ったならば、誰も助けてくれない競技をする者として大きな強みとなる。そして自分は岡の強みを信じている。

俺、海部圭伸。

 海部圭伸は強い男である。彼の努力から来る自信と、恐れのなさは他に類を見ない。

 まず、彼は努力をする人間である。常に高みを見つめて、自分の目標とするものに届くよう、日々研究を惜しまない。彼の知識量は他の部員の追随を許さない。だからこそ、彼は自身の発言・行動に自信を持っている。自分自身の意見に胸を張れるだけの努力があるからだ。2年生として、私も教える立場になったのだから見習わなくてはならない。

 そして、彼は無鉄砲である。彼の辞書に「恐れる」という文字はあるのだろうか。他の人なら怖くなって逃げてしまいそうなことにもとりあえず挑戦してみる姿は、見ていてかなりヒヤヒヤするが、それ以上に誇らしい。また、彼は発言することを自重しない。相手が後輩だろうが先輩だろうが同期であろうが、思ったことはしっかり伝える。発言力というものは一朝一夕で手に入らない。

 「俺か、俺以外か」という言葉が2019年度学習院大学輔仁会スキー部で1番似合う男は、紛れもなく海部圭伸だ。

間瀬麻日の同期として

 間瀬と3年間同期として関わったうえで思ったことは、彼女の強みはその知識量、そしてまわりの部員をよく見ている、という点だということである。

 彼女はトレーニングのやり方、フォーム、そしてケアといったスキー部で活動するにあたりに必要な知識を多く持っている上、常に勉強を欠かさない。練習中では自分では見られないフォームなどを指摘してくれるし、合宿中では豊富なテーピングの知識を発揮し、多くの部員がお世話になっている。むろん自分もその一人であり、大いに感謝している。

 さらに、間瀬はまわりの部員に目を配り、体の調子の変化や人間関係にすぐに気づいてさりげなく気を遣ったり、まわりに伝えたりといったことも多い。自分も、彼女に指摘され気づいた部員の変化もあった。部活でチームとして活動していくには欠かせない存在なのではないだろうかと思う。以上が自分の思う間瀬の強みである。

吉田圭佑の強み

 一般・アルペン班、3年の吉田圭佑は、部内随一の優しい心を持っているといっても過言ではない。部内の人間は度々そう言う。

 吉田は、普段から皆のどんな小さな事にも気づき、気遣ってくれる。それは、皆の支えとなっており、この部にとって必要不可欠な存在である。
 また、吉田のその姿勢は、部外でも変わる事はない。どんなタイプの人間とも臆せずコミュニケーションを取っている。そんな吉田の人間関係はとても広いだろう。

 その人間関係の広さは、自分の能力を向上させていくのに、最高の強みとなる。なぜなら、人間関係が広ければ広いほど、たくさんの人達から様々なアドバイス、知識を得ることができるからである。

 また、選手間で良好な関係を築けるということは、シーズン中に自分にとって良い環境で過ごすことが可能になるだろう。つまり、自分自身のパフォーマンスを最大限に発揮することが可能になるはずだ。これらが彼の強みである。

女子プレイヤーの要

 海老根さんは私たち後輩にとって、とても優しく頼りになる先輩です。
 メニュー中、いつでも率先して声を出して、走りや姿勢で後輩たちを引っ張ってくださります。さらに、女子プレーヤーたちの課題である筋力面でも、海老根さんは必ず見本となっています。筋力が足らず、筋トレを正しいフォームで正規の回数できない後輩たちがほとんどの中で、自らが見せてフォームを直してくださるのです。これは体幹メニューにおいても同じです。

 自身ができれば簡単にできることに思えるかもしれませんが、実際はとても実力が必要なことだと思います。マネージャーの私も、自分なりにフォームを研究してメニュー中に正せるように努力はしていますが、自らが手本となり示すことはできないし、海老根さんにその役割で勝ることは難しいと感じています。

 そして、手本となるだけでなく、女子プレーヤーの筋力面や体作りの面での目標となりそれぞれのモチベーションを高める存在でもあるのだと、マネージャーとしての立場から見ていて日々感じています。

 このような存在は部としてとても大きなことだと思いますし、全体が強くなっていく上での大きな強みだと感じています。

松橋ひなという存在

   実は、松橋と私は同期8年目である。
 中学1年生のとき、私たちはダンス部で同期になった。8年前、正直松橋は運動が得意ではなかった。というより、私の記憶だと部員のなかで誰よりも運動ができなかった。当時は、体育館を6周走っただけで部員が皆ついてきているのに、彼女はいつも遅れていた。しかし、今では早朝7時から何キロも走るばりばりの体育会系女子である。よく考えたら凄すぎる。

    彼女の強みはその「根性」である。

 私は日々、マネージャーとして朝練で彼女の走りを見ているが、最近、1年前は辛そうだったメニューも難なくこなしている彼女を見ることが多い。その裏で私が想像もできないような研究をしているのだろう。
 そのうえ、そのメニューをこなす!と決めたら明らかに体調が悪そうで私たちが止めてもこなそうとする。なんて危険な人間なんだ。だが、その意志の強さ、根性こそが彼女の魅力である。8年前はあんなに走れなかったのに今はこんなに走っている。こんなに長い付き合いなのに知らない一面がまだまだある。面白い人間だ。

 彼女の伸び代は計り知れない。松橋ひなの快進撃はこれからだ。

忍耐、我慢、不屈

 白井の強みを考えたときに私は「我慢強さ」であるとすぐに答えることができた。彼が誰よりも悔しく辛い思いをしているのをみんながよくわかっている。

 1年生の時はインフルエンザ、2年生の時は肩の手術のためにインカレに出場することが叶わなかった彼。インカレを目標に日々トレーニングに励んでいるスキー部にとっていかにそれが辛いことであるか、実際に自分が雪の上にいることができない辛さは私たちの想像を絶することだろう。

 それでもめげることなく悔しさを噛み締めながら、周りの部員を励まし応援し続けている彼の強さを我慢強いと言わずしてなんというか。

 もちろん彼は最初から我慢強かった訳ではないと思う。大事な時に、怪我をしたくて、インフルエンザになりたくてなる人なんてこの世にいない。我慢強くならなければならなかったのかもしれない、環境がそうさせてしまったのかもしれない。それでも私は白井の忍耐強さや不屈の心を本当に尊敬している。

平岡紗理さんの強み

 紗理さんは、彼女が二年生の夏に入部なさった。
学年は違うがスキー部歴で言えばほぼ同じである。だからこそ、私は彼女のことを失礼を承知で言うが、同じ班の同期のライバルだと思っている。

 そんな彼女の強みは何と言っても「粘り強さ」だ。
コツコツと確実に進んでいく。私が一発沸点型の進み方なら、彼女は一定ペースを最後まで崩さない。それは冬だけでなく夏の陸トレに関してもだ。
 ペースを保つというのは私にとっての課題であり、彼女の進み方を真似たいと思っている。最初から最後まで同じペースにするということは辛くなる中盤以降から、最初のペースを保とうとする粘りが必要であるということだ。つまり、それができる彼女には「粘り強さ」があるということだ。

 もう一つの紗理さんの強みは「スキーの技術」だ。
様々な競技スキーの種目がある中、全ての基本になるのはやはり基礎スキーだ。彼女はスキー検定一級を持つ。クロスカントリースキーの板での下りは、登り以上に差がつくと思う。扱いづらいクロスカントリースキー板で、その技術を持って素早く下れる彼女の強みとして「スキーの技術」はまさしくそう言えるだろう。

 これらの強みは更に進化して、今シーズンの紗理さんの滑りにあらわれるのだろう。そんな紗理さんに負けないよう自分も自分の強みを磨いていきたい。

髙畑の強み

 ついに四年生。この部での出来事は語り切れませんが、私にとって部員は一生の宝です。そのうちの一人である、高畑はいつも持ち前の明るさで、部を盛り上げてくれています。

部室では、彼女の笑い声や歌声が響き渡ります。部員でカラオケに行く際も、選曲が古くて私が知らない歌も多いですが、美声で様々な歌を披露してくれています。

 部活動中は、彼女の「かんばです!」という声が部員全員にとって大きなパワーになっています。厳しい練習の際も、部員のやる気を引き出してくれています。また、高畑はマネージャーの中でも特に声が大きくて通ると彼女の入部当初から感じていました。タイムコールの声など大変聞き取りやすくて、私はあまり滑舌がよくないのでとても羨ましいです。まだ2年生なので、今後の成長にも大変期待しています。

 スキー部での活動も残り1年もありませんが、トレーニングに励むのはもちろんのこと、部員とのコミュニケーションも大切に過ごして参ります。